山崎25年について前回お話していたものの第二弾です。
ウイスキーは、最初。。ビールと同じように大麦を酵母で発酵させてつくるところからはじまります。
出来上がったものは、濾過していないビールのようなもの。濁った味噌臭いビールといった感じです。
それを2度、蒸留し精製すると、ちょうど、麦焼酎のようなものができあがります。
そこまでは、ウイスキーは、ビール→麦焼酎とまるで、お酒の進化の歴史のような過程をたどります。
哺乳類が、胎児の間に過去の進化の過程を繰り返すような、そんな印象さえうけます。
それで出来上がったのが、アルコール度数70%近い、ニューポットというきつい麦焼酎です。
これを、オーク樽にいれて、寝かせると、樽の中の木の成分や、周りの空気と呼吸をしてあの、コハク色のウイスキーになるそうです。
樽は、単なる容れ物ではなく、あのウイスキーの美しい琥珀色や、、香りの元となっているのですね。
樽は内側を火で焼いて焦がした、焼き板状態になっていて、この焼き加減も、大きな影響を与えるし、
蒸留所が、海の近くにあると、海の香りを吸い込み、山にあると森のフィトンチッドを吸い込むという
なんとも、ロマンチックなものなのです。
アロマとウイスキー、なんか、ここでつながったような気がします。
みなさんも、一度、山崎や白洲のサントリーの蒸留所を訪ねてみてはいかがでしょうか。
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