ライブラナチュテラピー株式会社 社長ブログ
ライブラナチュテラピー株式会社
アロマテラピーブランド「ライブラナチュテラピー」商品の製造販売やサロン運営、「ライブラ香りの学校」の運営など、全国を拠点として「セラピー」「癒し」をお届けしています。
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ISA国際アロマセラピー科学研究所が、EUのREFORMEDと提携

パリからの報告です。

【国際基準、REFORMEDとの連携を決定】

昨日、EUヨーロッパ連合各国でのアロマセラピーの科学的教育基盤を整備している、REFRMED と会合し、提携団体として、ISAも世界基準作りに参加することになりました。当研究所、林専務理事が、教育委員会に加わり、今後のアロマセラピーの科学的教育基盤づくりに参加します。
日本国内では、ISAの資格制度をREFORMEDと連動させて、メディカルアロマセラピスト資格の普及を推進します。

【来年6月27日(土)にピエール・フランコム博士の来日講演が決定】

写真は、フランスメディカルアロマセラピーの巨匠、ピエール・フランコム博士のツーショットと、REFORMED会長のドミニク・デラポルテ女史らとの記念写真です。
フランコム博士は、来年6月27日(土)に京都で、ISA主催の講演会の講師をお引き受けいただきました。
博士は、現在、マダガスカル島において、現地の貧困層の子供たちのための自然療法をつかった医療活動を続けておられ、まずしい子供たちの医療支援と、医療従事者への自然療法の実践を指導され、多くの自然療法の医師、看護師、薬剤師を生み出しています。

【メディカルアロマセラピー、科学的アロマセラピーの情報を収集】

日本においての活動は、これらの活動から程遠いレベルですが、彼らの活動や研究の結果は、REFORMEDから、ISAに提供され、ISAのホームページ上に日本語に訳してアップすることになります。

このように、ISAは、その名、”国際” の名のとおり、メディカルアロマセラピーの国際基準作り、知識の普及に一歩をふみだすことになりました。
いよいよ、はじまるISAの動きにご注目、ご参加ください。
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ピエール・フランコム博士とのツーショット

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左からフランコム博士、フランス在住のアロマセラピスト濱田さん、私(林)、ドミニク・デラポルテさん。
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# by libranatutherapy | 2014-10-23 15:41 | アロマのお勉強
 
台風の低気圧と体調の変化
今日は台風の影響で西日本は麻痺していますね。今日は思わぬ空き時間となったので、新しい授業用の資料作りをしています。いま、書いているのは、免疫システムです。いったん重い病気なると、お医者様のお世話になるのが得策ですが、日常的な体調管理には、セラピストも貢献できます。そのセラピストが最も知らねばならないのは、元来人間の体に備わっている免疫のしくみをよく知ることから始まります。「ストレスで免疫が下がる」というイメージが一般的にはありますが、これは免疫学からすると、的外れもいいところなのですが、セラピストでさえもそのように思っている人も多いと言わざるを得ません。
ちょっと、飛躍した例ですが、わかりやすく、昨今の景気の見方を例にとりますと、。。。
円高で景気が悪い(景気が悪いのは円高で輸出が鈍るからだ)と、つい最近までいっていませんでしたか? ところが、円安で物価に不安があるから消費が鈍って景気が足踏みしている。というのです。「どっちやねん!」と突っ込みをいれたくなりますよね。物事には、二面性があるのです。
これとおなじように、免疫にも二面性があり、シーソーのような二律背反と短期的な反応と、長期的な体質変化、、このような多面的な見方によって、クライアントの状況を診ていく必要があるのですね。
もちろん、もう、これは病気の領域に入っていると思えば、病院に行くようにすすめるか、医師と共同するか、、。それほどでなければ、生活習慣の改善や休養で改善するのか。こんなことを、いままとめています。
1)風邪をひいたら食事を控えるべき?
2)熱はある程度容認して免疫反応を助けるべき?
自然療法では、このようなことが言われますが、それが免疫をつかさどる、マクロファージやリンパ球の働きのどのメカニズムのことをいっているのか。ここまで深い議論をしていこうとおもっています。
ちなみに、本日、台風の低気圧のためか、副交感神経が亢進気味で、からだがだるいとか、めまいがする、とかといった人が増えやすく、おりからの暗い空が、メンタルにも追い打ちをかけてきます。みなさん、すこし気晴らしと、リフレッシュをこころがけてくださいね。では、台風にご注意を。
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# by libranatutherapy | 2014-10-13 10:43 | アロマのお勉強
 
アロマの履歴書(20) 社団法人化
2005年、日本アロマテラピー協会から、社団法人日本アロマ環境協会へ、後に社団法人改革により、2012年に公益社団法人の道を歩む事になったこの団体は、いまや日本のみならず、世界でも最大規模のアロマテラピー団体となった。
任意団体であったアロマテラピー協会の理事会は、団体規模が大きくなるに連れて、税務上のリスクや、理事の責任、そして何より、資格をより公的なものとしていきたいという理由から、早期の社団法人化を探っていた。
そこで問題は、社団法人化の可能性のある省庁の見極めだった。
ホビーやエステのように経済産業省か、柔道整復師のように文部科学省か、そしてセラピーの王道をいく、厚生労働省か?で、議論がなされていた。
多くの理事は、真っ向から厚生労働省にあたっても芽はないとみていた。
鍼灸業界の手前、医業類似行為の壁が厚いとみえたし、手技療法として先行し、はるかに大規模なエステテック業界も、厚生労働省と結ぶことができなかったのだから、アロマテラピーはさらに治療とみなされ、逆鱗に触れて業界自体の存亡にかかわるような事態すら予測される状況だった。
その折、環境省に臭気対策をすすめる団体、すなわち「悪臭」の団体があるという情報から、植物のいい匂いを扱う、アロマテラピーはどうかとのアイデアが、どこからともなく聞こえてきた。
事務がたのキャリア組に、スクールエデュケーションプロジェクトのテキスト冒頭の「地球のあしたのために」という文章が好感を得て、環境省は前向きな空気だということだった。
この文は後にアロマテラピー検定のテキストの前書きにも転載される事になるが、私の書いた人生最高の入魂の1ページだったのである。
私はそれを誇らしげに感じたが、それに浸る間も無くもう一つ閃いた。
そうだ、環境大臣は兵庫県出身で我が選挙区選出のK大臣だ。
私は、あまりのタイミングに自分の置かれている立場に身震いした。
私はすぐ、大臣の同級生の私の知人Y氏に電話をすることになったのである。
その後はご存知のとおり、社団法人日本アロマ環境協会の誕生となるのである。大臣は実は我が母校、関西学院の同窓でもあり、東京での同窓会でお会いする機会も得た。
このように、めでたく任意団体、日本アロマテラピー協会は、政府公認の日本アロマ環境協会へと生まれ変わることになった。私は役員、監事に就任した。
私にとっての最大の喜びは、ライブラの多くの卒業生が取得し、将来にわたっての生徒たちが目標とする資格が、日本政府により認められたことであった。

今回をもって、アロマの履歴書は最終回とさせていただきます。
今までのご愛読に感謝いたします。

このシリーズの内容は、日本のアロマテラピーを開拓し、黎明期のアロマテラピーを支えてきた、人生の先輩方、ビジネスの先人達に敬意をもって、その業績を伝えるための記録です。

プライベートや内部に触れている箇所もありますが、誹謗中傷にならぬよう配慮しております。

日本のアロマテラピーを築いた皆様にこのシリーズを捧げます。
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# by libranatutherapy | 2014-07-07 17:49 | アロマの履歴書
 
アロマの履歴書(19)スクールエデュケーションプロジェクトから香育へ
1999年、成功か失敗か?ひやひやしながら始まったアロマテラピー検定は、11月の実施をもって、なんとか成功といえるものだった。初めは1千万以上の赤字を覚悟して始めたのだから、上々の船出となったとおもう。
いまでは、30万人近い人が受験し、さらに進行形のこの検定は、今では協会の屋台骨となっているというのは、奇跡のようだ。

もちろん、資格関係者だけでなく、事務方の貢献も大きいとおもう。どんどん大きくなっていく、協会の事務をいち早くシステム化し、大規模な会の成長に先鞭をつけたのは、当時の事務局長の北原氏の功績とおもう。

一般の人々を対象にしたアロマ検定の成功に続いてはじまったのが、スクールエデュケーションプロジェクトである。未来のアロマセラピストや愛好家を、こどものころから育成しようというものである。

時期を同じくして学校完全週休二日とゆとり教育に呼応して、中高生のためのアロマテラピー教育を始めようという声があがった。スクールエデュケーションプロジェクト(SEP)と呼ばれる事業である。

このSEPの発案者は、同じく常任理事の市辺さんだった。はじめ常任理事会は、何のためにするのか、協会に利益はあるのか?と、懐疑的だったが、インストラクター資格者の活用、将来への長期的な視点で、とうとう論破して理事会を通過させた。市辺さんは神戸の政次さんん、そして私とともに、関西からでていた。関西対関東ではないが、いつも大政翼賛的になりがちな会議にアンチテーゼを提供し、あるべきバランスに導く役割を持っていた。特に京都の市辺さんの存在感は大きく、さすが1000年の都の学識を感じさせた。彼は日本アロマセラピー学会と協会をつないだキーマンでもあった。そんな中高生向事業を主導し、地道な努力と発足以後10年以上にわたって、この活動を文字通り、育て上げ「香育」として普及させたのは、リベレーション社長の小知和さんだった。小知和さんは子育てまっただ中の母親であり、本当に熱心に取り組まれていたと思う。私は彼女に頼まれて、SEPのテキストを編纂することになったのである。

いかに、面白く中高生の興味を引くことができるだろうか?
私は考えていた。その時、いつも資格制度の委員として私にいろいろな意見をくれていた、シュタイナー教育の実践者として有名な宮川明子さんが私に、「中高生を子供扱いしない方がいい、結構レベル高いから・・」と、助言をくれたのは大きかったとおもう。

いま、アロマテラピー検定のテキストの巻頭に書かれている
「地球の明日のために/私たち現生人類であるホモ・サピエンスは・・・・」から始まる、人類と植物の大河ドラマさながらの文章はこの時生まれたのである。



いまや多くの人が知っているこの文章は、中高生に何を伝えるか??というテーマについて、悩みに悩んだ末に、ふと光が降りてきたような感覚で書き上げた文章である。

植物と人間の関係、人類がいまも抱え続ける戦争や資源、環境の問題。それらを愛と信頼によって克服し続けてきた先人の努力。その素晴らしい遺産を引き継いでいるのが我々若い世代であり、これからもそれに挑戦し続ける、という大上段に構えた文章である。

はじめはSEPのテキストだけに掲載されていたが、検定テキストの改定の際に、検定テキストにも掲載されることになった。

私は自分が創作した文章のなかで、いまだに生涯を通じてこの文章が一番気に入っている。是非、このアロマテラピー検定のテキストのはじめをご一読いただければ、光栄の至りである。

この中高生に向けたメッセージが、のちに、協会が社団化されるためのきっかけになろうとは、だれが想像できたであろうか。
この文章はやがて環境省のお役人の目にとまり、アロマテラピーは環境問題の教育に貢献できる可能性があるというインスピレーションにつながったに違いない。

SEP(香育)から始まるこの、「天から降りてきた文章」は、その後のアロマテラピー界を大きく動かすことになるのである。


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SEP(香育)テキスト
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# by libranatutherapy | 2014-01-11 22:31 | アロマの履歴書
 
アロマの履歴書(18) アロマ界の2000年問題
前回のIFA訪問のエピソードの中に、RQA(Register of Qualitified Aromatherapists) と、ISPA(International Society of Professional Aromatherapists)について書いた。前者はロバートティスランドが、後者は、シャーリー・プライズが率いる、営利的アロマテラピー団体だった。この両者とIFAの違いは、営利的であったことだ。IFAはチャリティ(非営利)である。

この二人のリーダーは、元はIFAのメンバーだったが、そこから独立する形で独自の団体を立ち上げて、それなりの規模や組織となっていた。

英国政府が、前出のNOSをまとめる頃には、すでに、政府からも認められる組織となっていて、英国政府は、IFAとRQA,ISPAを、並列のアロマテラピー団体として位置づけていた。そしてその上部組織である、AOC(Aromatherapy Organization Council)という団体に統合していた。

この統合には、政治的な理由もあった。当時の英国政府は、代替補助的医療の団体をつくって、この手の療法を管理しようとしていた。

BCMA(British Complementary Medicine Association)という組織にアロマテラピー団体の統合組織、AOCをまとめる必要性があったのだ。

BCMAには、アロマテラピーのほか、レイキヒーリングや、カイロプラクティクなどもあったと記憶している。

そのAOC傘下の団体である、RQAとISPAが、1997年ごろまでに、経営難に陥り、多額の借金を抱えてしまっていたのである。


AOCはそれを放置するわけにもいかず、非営利団体でありながら、経営のしっかりしていたIFAに救済するように要請してきた。
IFAは、政府の要請を断るわけにもいかず、2000年をめどに、両団体を吸収合併して、
IFPA(International Federation of Professional Aromatherapist)として再出発するはずだった。

しかし、黙っていられなかったのはIFAの古参のメンバーたちだった。

「金欲しさに、勝手に家を出たものを、金がなくなったからって、借金肩代わりなど、虫が良すぎる」
と大反対したのだ。

イブ・テーラーやジョアンナ・ホアなどの会長経験者は、当初から反対を表明していたが、若手メンバーの推進があって、IFAはIFPAに傾いて行った。
ところが、IFPA発足時に、古参メンバーたちは相次いでIFAを出て、新生IFAとして再結成したのである。実際にはIFAの旧メンバーは、残留組と新規のIFPA参加組に割れることになったのである。

また、IFPAは、メンバー数を確保するために、IFAメンバーをIFPAメンバーとの両立(並立)、すなわち、IFAに籍を残したままのIFPA参加を認めたために、両方の協会に属することになる会員もいた。

実は、この手の並立メンバーは、かなり多い。

これが、英国アロマテラピー界の2000年問題である。
あれから、10年以上の歳月が流れるが、IFPAは、当初の目論見にかなわず、あまりニュースを聞かないこの頃である。また、AOCは解体し、英国政府の代替補助医療にかんする取組は、EUの統合問題とともに暗礁に乗り上げたようである。

一方で、今日、IFAは中国や韓国、台湾、シンガポールに広がり、躍進を続けているのである。

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ライブラ香りの学校芦屋校(当時)に、IFAの試験官として来訪したジョアンナ・ホア元会長と私。撮影場所は、ライブラナチュテラピー西宮本店
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# by libranatutherapy | 2013-12-17 15:44 | アロマの履歴書
 
アロマの履歴書(17) アロマ資格制度誕生秘話③ アロマセラピスト資格
1999年私にとっては、アロマテラピー検定の成功のカギを握る年となったが、一方、大切な仕事も並行してのこっていた。アロマセラピスト資格の立ち上げだった。

少し記憶が薄れてきているが、98年の暮れだったとおもう。
私は、アロマセラピストの資格制度を調べるために、ロンドンの国際アロマセラピスト連盟(IFA)の事務局を訪問した。当時のIFAは、経営破たんに陥ったRQAとISPAを合併により救済するということの是非をめぐって揺れていた。
そのとき、出会ったのが、いまでは厚意にしてもらっている、事務局のポーリン・アレン(現IFA、CEO)だった。

これは当時のAAJ(現AEAJ)の常任理事としてではなく、非公式かつ自前の訪問だったが、訪問の目的は、アロマセラピストの規定書を手に入れることだった。このときIFAでは、シラバス(カリキュラム)を手に入れ、さらにNOSと呼ばれる規定書があると教えられた。

当時の英国のアロマセラピストは、日本いう労働省のような役所において、National Occupation Standard( NOS 英国職業標準書)という文書によって規定されていた。
私は、ロンドン市内の政府のオフィスでそれを50ポンドほどで購入できた。NOSには、解剖学などの知識を学ばなければならないこと、安全衛生上の項目、そして法規の遵守などがかかれていたが、おおむねIFAシラバスと同様だった。

またこれらの書類は、私たちスクール委員会が草案をねっていた内容とほぼ一致するもので、いずれの国も同様の思考プロセスを踏むものだと、ある種の驚きがあったと同時に、自分たちが考え練ってきたカリキュラムに自信を深めたのである。

1999年4月だったとおもう、検定制度のゴーサインとともに、スクール委員会は資格制度委員会とスクール委員会に分離され、2つの委員会に分業になった。そして、私は検定の立ち上げに責任を持つ担当常任理事となり、委員長を後任に譲ったが、引き続き資格制度委員会に所属し、アロマセラピスト資格の発足に立ち会うことになる。

いまから、思えば、あのIFA訪問が、スクール委員会が練ってきた内容の妥当性にお墨付きを与えたというわけであった。
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# by libranatutherapy | 2013-12-15 13:11 | アロマの履歴書
 
アロマの履歴書(16) アロマ資格制度誕生秘話② アロマテラピー検定 <後編>
アロマテラピー検定制度が剣もほろろに却下された理事会から一転、次の理事会では、認めてもいいという空気が流れていた。前の理事会を、私は欠席してしまっていたので、少し緊張気味で臨んだ。そして、議事が私にまわってきた。理事会の出した答えは、実施する限りはスクール委員会事業ではなく、協会事業として、協会を揚げて推進するということだった。その後の総会で、私はスクール委員長を高橋克郎さんに引き継ぎ、その1年間、検定担当の常任理事となった。決まったのが3月、11月には実施するという過密スケジュールだった。

まずは、教科書の編纂で、期限は99年9月の出版である。その月に教科書の出版とともに、全国的な告知に入る。告知、広告は、梶原委員長の担当である。まさに、遅れが許されないタイトスケジュールで、私は、自分のスクールの生徒OBなどのボランティアを募のり、大阪のスクールの教室で編集会議を幾度となく繰り返し、編集作業に没頭した。

99年8月、実質3か月の編集作業の末、やっと色校正はまでこぎつけた。普段編集の仕事をやっていないものにとって、テキストレベルの校正は結構むずかしい。本と同じの色校正のかたちなってやっと、その気になるため、色校正とはいえ、文字の修正はモグラたたきのように繰り返された。このとき、活躍したのは高橋勝郎さんだった、かれは理科系の技術者で緻密なことが得意だったのだろう。私が見つけられない間違いを、最後までよくつぶしてくれた。そして、9月めでたく初版本が完成したのである。

この初版は、2年ほどのちに、改定されることになるが、イラストや各章の導入文、現在の環境関連の記載以外は、ほんんど現行のテキストの原型となって、いまも生き続けている。後付には、この編集にかかわったすべての人の名前が記されていたが、その後の改訂版で、「日本アロマテラピー協会編」という一言にとってかわられた。今は名もない人々の汗の結果として出来上がったテキストであった。

その11月、記念すべき「第1回アロマテラピー検定」が実施された。アロマの本国、イギリスにも存在しない、世界で初めてのアロマテラピーに関する公開試験となったのである。

この検定なくして、いまのアロマテラピーを考えることはできない。それどころか、いまの健康ブームを牽引してきたも、アロマテラピーの普及であったのではないだろうか?

無名の関係者たちに思いをはせてみたいものである。


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# by libranatutherapy | 2013-12-04 09:14 | アロマの履歴書
 
アロマの履歴書(15) アロマ資格制度誕生秘話② アロマテラピー検定 <前編>
1998年、スクール委員会では、アロマセラピスト資格についての議論が交わされていた。
一方、アロマテラピーを大規模に普及し、社会に浸透させるというプロジェクトが協会では進行していた。大規模普及プロジェクト委員会である。
雑誌の広告、テレビ番組制作の働きかけなど様々な施作が検討されていたのである。

当時スクール委員会は多忙な委員会で、毎月開催されており、常任理事である委員長が、理事会での話題を報告するところから始まるというのが通例だった。
年末押し迫ったころ、私は大規模普及の話しを委員会の話題にしていた。そのとき何気ない雑談のなかで、委員の窪山さんから面白い意見が飛び出した。

「アロマも検定みたいな、誰でも受けられる簿記検定的なのにできないかな?」だった。

私は衝撃を受けた。

当時のアロマテラピーアドバイザー制度は、入会後でないと、資格を取ることができなかったために、資格の前に入会というハードルがあったのだ。

入会の為には、ある程度アロマや協会への理解が必要となるために、アロマテラピーを教えている認定校に入って勉強した人がその道を進むということだったので、当時会員のほとんどは、認定校の卒業生だったのである。

認定校が一生懸命説明して、入会を勧誘し、会員にする。このシステムは、エステティックの業界でも、ネイルの業界でもその方法をとっていたし、大きな疑問はもっていなかった。

ところが、アロマを楽しむということは、一部の職業の人に限られない。むしろ、アロマを安全かつ健全に普及するには、雑貨店で、アドバイザーが説明するのも大切だが、消費者である一般の人が学ぶべきものなのだ。しかし、委員会では、なんとなく現実離れしているよね、無理よね。という空気がながれ、この話題は一旦は忘れられることになる。

そしてそれから、数週間経った1998年暮れ、私は阪急電車のドア横の広告に、色彩検定が掲示されているのを、ぼんやり眺めていた時である。

「アロマも検定みたいな・・・」の窪山さんの言葉がよみがえってきたのである。

色彩(カラー)とアロマは案外似ているな、と前から思っていた。
双方とも、色そのものや香りそのものが役に立つというより、他の商品に付加されて活路が開けるものだから、私は日頃、両者は良く似たポジションにあると思っていたのである

。「色彩検定10万人達成」私はその文章に驚愕した。

色なんて言うつかみどころのないものの知識に10万人もの人が興味をもつなんて。と、いうか、去年はこれ数万人だったよね。という「?」の文字が頭に浮かんだ。そう、たった一年で何倍にもなっている。

私は天から降ってきたインスピレーションに興奮した。そうだ、大規模普及はこれしかないという確信だった。頭の中で、アロマの検定が電車の中吊り広告となって踊っているのが見えた。これがアロマテラピー検定の最初のヴィジョンのだった。

年が明けて1999年、私はアロマテラピー検定の私案をもって、大規模普及プロジェクト委員会の委員長、梶原さんを訪ねた。

ニールズヤードのお店は今とは違い、表参道から少しはいったとこにあった。そのお店の横の教室で、私が大規模普及に口出しするのは越権行為ではあるが、スクール委員会としてこの制度をやってみたい。ひいては大規模普及につながるかもしれないことを、熱く語った。

梶原さんはセンスのいいビジネスマンである。
へんな縄張り意識よりも、協会の発展に目が向いていた。「いいね。いいと思うよ。やったらいいよ。」という返事だった。

私は彼のビジネスセンスや、マーケティングセンスをいつも羨望していたので、その言葉は、単なる了解という意味よりも、これは絶対に成功するという神の宣託のように聞こえたのである。

(つづく)
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# by libranatutherapy | 2013-10-02 19:46 | アロマの履歴書
 
「田代眞一先生による「アロマ植物薬理学コンプリート講座」東京、福岡で開講
東京、福岡の皆様、お待たせをいたしました。ライブラ香りの学校25周年記念誌にあった、「田代塾」を東京、校、福岡校にての開催が決定しました。
関西地区の田代塾は現在京都校にて、全10回の講座を開催中です。 
現在4回終わってしまいましたが、8月21日が5回目です。
関西の方は今からでもどうぞ。1回切り売りで12000円です。

さて、東京、福岡の田代塾は、全4回のエッセンス版として、4回に濃縮してお話しいただきます。

田代眞一先生が生涯をかけて、取り組まれた全研究テーマを紹介しつつ、特に、生薬学、
植物薬理学に関するところを、じっくりと、医学部のアカデミックレベルでお話しされます。また、京都校での全10回の講座を収録した、ブルーレイディスクまたは、DVDも予定しています。


【日程】全4回
福岡校…10月19(土)20日(日)11月23日(土)24日(日)
東京校…11月16日(土)17日(日)12月7日(土)8日(日)

【時間】10:00-17:00

【受講料】52,500円 (ライブラ香りの学校生徒、卒業生は42000円になります)
フルカリキュラム(全10回)がお聞きになりたい方は、別途DVD(またはブルーレイ)を販売

DVD(ブルーレイ)の販売予定価格

12万円+税 
今回の受講生に限り予約で10万+税です。



【講座内容】

1) 自己紹介と過去の研究から学ぶこと
   履歴
   研究内容
   一連の講義の到達目標と内容の概要
   過去の研究から学ぶ
    イタイイタイ病と水俣病 重金属汚染
    脂質代謝研究と遺伝子研究
    胎盤(プラセンタ)・児・女性医学
     胎盤 ビタミンA 貧血 レバー 新生児状態判定装置 乳房文化研究会
    糖尿病
     疫学 ヘモグロビンA1c 糖化蛋白 α-グリコシダーゼ阻害 一次予防
    漢方薬理
     漢方研究方法論 血清薬理学・血清薬化学 血液を介さない作用
    植物の香りとアロマ
     植物の恵みの広い利用 アロマの二つの流れ みどりの香り

2) 薬用植物学
    学名  二名法
   薬用植物とは  植物の恵みの利用法
    草本・木本
    生薬
    動物性生薬
    乾燥させることの意味
    自己栽培
    利用法
     薬用酒とチンキ
      テリアカから学ぶ  多成分になるほどマイルドに  成分の配合論
     浴用剤
     シャーベットとアイス
    飲みにくい方剤と服用法の工夫

3) 植物の構造と機能
   根・茎・葉  自分が生きるために
   導管・篩管・気孔・根茎
   花・果実   子孫を残すために
   風媒花と虫媒花と  (蜜蜂盗難)
   子・核・仁
   薬用部位とその利用法

4) 植物の生理学・生化学
   光合成
   一次代謝と二次代謝
    解糖系と醗酵
    クエン酸経路
    シキミ酸経路  (タミフルと八角)
    二次代謝産物としての薬効成分・芳香成分
     テルペノイドの生合成  イソペンテニル基 C5単位

5) 生薬学・精油の動態学
   精油と漢方薬やハーブティーなどとの違い
    水溶性か脂溶性か
   精油成分の化学的性質と動態(ADME)
    香りの作用か薬物としての薬効作用か
    生体膜の透過性  脂溶性
    直接作用と間接作用 (アリナミンとニンニク臭)

6) 薬理学 1 
   配糖体
   主な薬用成分は配糖体     
   配糖体とは何か 
   水溶性化     
  配糖体と吸収 
  脂溶性化

7) 薬理学 2
  腸内細菌叢    
  腸内細菌叢の役割  
  エネルギー代謝    
  腸内細菌叢の分布と有効性発揮時間    
  漢方薬の使い方    
  直腸投与とその他の経路    
  精油成分の配糖体  

8)薬理 3 
  アルカロイド    アルカロイドとは     
  生理活性アミン誘導体      Phe Tyr Trp Lys Orn
   消化管内pH  低い(酸性)とイオン化し吸収低下      
  服用法と食前投与の意味

9) 薬理 4
  フラボン・イソフラボン・リグナン・微量金属    
  精油調製法、水油分配係数、融点、崩壊…    
  女性ホルモン様作用を持った植物と精油     
  植物の薬理とその精油の薬理は当前違う     
  クラリセージとスクラレオール
  微量成分――金属     
  マイクロ濃度とナノレベル  
  天然物質の本質

10) 薬理 5 
  カルボニル(アルデヒド・ケトン)など
  安全性とアレルギー    
  安全性と漢方の教訓  
  小柴胡湯問題  偽アルドステロン症
  間質性肺炎    その他の安全性


どうです!!!すごい内容でしょう!!! 
アロマテラピー関係者のみならず、漢方を使用されるお医者様、医学生などにも、ご納得いただけることでしょう。

定員になり次第締め切ります。  お急ぎください。 すぐに満席になるとおもいます。
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# by libranatutherapy | 2013-08-07 12:26 | アロマのお勉強
 
アロマの履歴書(14) アロマ資格制度誕生秘話①アドバイザーとインストラクター
精油1%の希釈基準、これは、日本のアロマ界では、よい意味でも悪い意味でも大反響だった。ある意味、アロマテラピーアドバイザー制度というのは、1%基準を浸透するためにあったといっても過言ではない。
そもそも、アドバイザー制度とは、阪神淡路大震災後の癒しブームによって、急速に広がった精油販売が拡大したことに始まる。一般の知識を持たない人々に対し、

①精油の安全な知識を事故を未然に防止し、アロマの社会的な評判を守ること
②アロマテラピーは、医療とも混同されやすいので、医療行為まがいのことをすることのないように告知する。

これが、アロマテラピーアドバイザー制度の目的であった。その中で、前述した1%の意義が大きな役割を果たしたのである。

アドバイザーの次に矢継ぎ早に発表されたのが、インストラクダー制度であった。

意外かもしれないが、このようなアロマテラピーのインストラクターという資格は、日本独自の資格制度であり、本場イギリスにはそのような資格制度はなく、アドバイザー制度もなかった。

英国では、ショップで精油を買うことは一般的ではなく、ほとんどが自分をケアするアロマセラピストから購入するという習慣が定着していた。そのため、使用上の注意や、使い方の指導は、アロマセラピストの仕事だったのである。


一方日本では、ハーブやポプリ教室といった文化教室的な分野からアロマテラピーが広がった。ハーブショップの店頭で行われるカルチャー教室として広がっていく中で、その場所を提供していたハーブショップがその販売を担っていたわけだ。ハーブショップは、雑貨店の一種なので、特別な資格のある人が販売するわけではない。もちろん、オーナーはよく勉強していることが多いが、販売員はアルバイトで知識がない。

そこで、アドバイザー制度が始まったのである。

カルチャー教室が、スタート地点であったわけであるから、当然、カルチャー(分化)として、アロマテラピーを教える先生が必要である。

それが、世界に類を見ない、アロマテラピーインストラクターという資格として具現化する。

アドバイザーせよ、インストラクターにせよ、日本独特のアロマ分化の醸成から、市場が拡大し、いまの巨大なアロマ市場にまで成長したことを思うと、あのころ、すごいことをしていたのものであると、感慨深い。当時、まだ、私は若干35歳の常任理事、スクール委員長であった。
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# by libranatutherapy | 2013-07-04 10:53 | アロマの履歴書